6回目の3月11日を迎え、被災地の各地では、慰霊の会が行われました。東日本大震災から6年。2時46分。この地域の人々はみな、それぞれの場所で、黙祷をささげ、この地の復興を誓いました。 慰霊の会の写真 保育の現場にも変化がおきつつあります。 昨日、石巻みづほ第二幼稚園の「ありがとうの会」が開催されました。石巻みづほ第二幼稚園は、震災の際に園舎の2階部分まで、津波が押し寄せ、子どもたちは保育者とともに園舎の屋上避難し、翌日、自衛隊に救助されました。寒さに耐え、全員が無事救助されたことは、奇跡にも近いことでした。その後、園舎は解体され、みづほ第二幼稚園は、6年間、仮設園舎で保育を続けてきました。 この間、園舎再建などの可能性を探り、先生たちも大変な努力をされましたが、この春をもって、新入園児の募集を停止し、「休園」という選択をすることになりました。苦渋の選択です。 昨日、園を休園するにあたって、卒園生、保護者、関係者のみなさまが集まって、「ありがとうの会」が開催されました。ありがとうの会では、41年間の卒園生の卒園アルバムを映像で紹介し、卒園生代表のみなさんがこの園での思い出を語りました。 会場には、40歳を超える卒業生から、在園児まで、400人を超える人が集まり、最後の時をともにしました。
みやぎ・わらすっこプロジェクトとしても、みづほ第二幼稚園を支援してきましたが、園の再建の力にはなれなかったことは、残念でなりません。 でも、園長先生はじめ、先生方は、園は、休園しますが、廃園ではありません。いつか、必ず園を再開できると信じたい。と力強くお話しになりました。 それに対して、多くの方が、 園が再開されるときには、必ず、力になります。 と心強いメッセージを送ってくださいました。 震災から6年。保育現場の一つの現実です。
「ありがとうの会」です。
震災から6年目の東日本大震災南三陸町追悼式です。
6回目の3月11日を迎え、被災地の各地では、慰霊の会が行われました。
2時46分。この地域の人々はみな、それぞれの場所で、黙祷をささげ、この地の復興
を誓いました。